これをおさえればOK*リバティプリントとは

リバティプリントとは

左から「Capel (カペル)」、「Claire Aude(クレア・オード)」、「Wiltshire(ウィルトシャー)」

老舗百貨店の手掛ける生地

リバティプリントとは、老舗百貨店のリバティ ロンドン(Liberty London)が手掛ける生地です。

小花柄が有名ですが、その時代のアーティストや流行を取り入れ常に新しいデザインを創出し、国内外を問わずに人気の生地ブランドです。

リバティ ロンドンの歴史は古く、1875年にアーサー・ラセンヴィ・リバティによって建てられた店「リバティ商会」に始まり、現在は老舗百貨店として変わらぬ人気を博しています。

上「Ros(ロス)」、下「Pepper(ペッパー)」

タナローンとは

リバティと言うと「タナローン」という言葉が出てきますが、タナって一体・・。

実はタナローンの「タナ」はエチオピアの湖の名前、そして「ローン」は薄い平織りの生地を意味します。つまりタナ湖の生地ですね。

リバティ社のバイヤーがタナ湖周辺で珍しいコットンを発見し、それがリバティの生地として採用されました。リバティの肌触りの良いシルクの様な生地は、リバティ社によって開発された独自の生地という事です。タナローンの誕生は1920年代後半なので、初期のリバティはタナローンではないという事ですね。

タナローンと言っても全て同じではなく、薄さや手触りがちょっと違うものがあります。柄によって使う生地を選んでいるのでしょうか。因みに染めはロットによって微妙な違いがあります。完全に同じ色を出すのは無理なのでしょうが、個人的には英国産より国産の方が差が少ない様に思います。生地が足りなく、英国から輸入すると色味が全然違う!ということが時々起こります。

「Edenham(エデナム)」

古典柄・アーカイブとは

リバティ用語でよく見かける謎ワード2位アーカイブ(1位はもちろん「タナローン」)。

数年前、妹からブログなどを引き継いでから、意味わからないと思っていた言葉です。リバティ社の歴史が長い事を知らなかったので、どこのアーカイブか不思議に思っていました。しかも、妹は「古典柄」とも呼んでいたので、日本でいう千鳥や青海波の様な伝統模様で、イギリスに昔からあるデザインだと思っていました。要はリバティ社に蓄積された過去のデザインの事でした。

本家のHP(Liberty London)で生地の説明に“inspired by designs from the archive”の表現がしばしば出くわします。上画像のエデナムもアーカイブからインパイアされたものと書かれています。

アーカイブとは過去の記録を保存する事ですが、この場合リバティ社の過去データを保管している書庫またはリバティのデザインその物を意味しています。ロンドンのリバティ社には創業以来数百年分の過去の生地デザインから、リバティ商会(現Liberty London)としてのカタログなど商品の記録が残されています。現在の新しい生地でも過去のデザインにインスピレーションを受けたり、再アレンジされた物がよくあります。

アーカイブにある古い見本帳などを本家HPで一部見る事ができます。

上「Elysian(エリジアン)」、下「Betsy Ann(ベッツィ・アン)」・・Betsyの縮小版です

このページの生地をおさえれば大体OK

リバティは良い意味でこってりとした英国らしいデザインから、シンプルな物までいろいろとあります。毎年沢山の新しいデザイン発表されますが、中でも定番と呼ばれる物があります。リバティ社によってクラシックコレクション、エターナルコレクションとカテゴリーされていたりています。

「Small Susanna(スモール・スザンナ)」夏によく見かける生地です

定番柄はデザイナーによりリメイクされたり、キャラクターとコラボされる事が多いです。(下記ツモリチサト、サンリオコラボ参照)

そして百貨店や雑貨店、アパレルから、最新のデザインもありますが、定番柄が多く採用される傾向があります。定番柄は一目でリバティと分かるからでしょうか。中でもPepper、Capelは柄合わせをする必要がないからか(勝手な想像ですが)よく使用されています。

このページでは定番の物を中心に紹介していますので、ここの画像の名前を知っていると外で見かけて名前が分かる!という事が起こり少し嬉しいかも知れません。

「Strawberry Thief(いちご泥棒)

リバティとモリス

リバティプリントと言えばいちご泥棒をイメージする方も多いのではないでしょうか。いちご泥棒はイギリスのデザイナー「ウィリアム・モリス」のデザインです。

リバティの創業者アーサー・ラセンヴィ・リバティと同時代に活躍し、二人は交流が有りました。「モリス商会」でモリスは自身デザインの商品を販売していましたが、死後1940年代に倒産します。そこで、リバティ社がモリスのデザインの一部を引継ぎ現在に至ります。

いちご泥棒は、モリスの庭に遊びに来た小鳥をモデルにデザインされた生地です。洒落たネーミングですよね。

「Lodden(ロデン)」

モリスの生地は自然をテーマにしたデザインが多く、生地は繰り返しのリピート柄になっているのが特徴です。幼少期に過ごした自然豊かなお屋敷での経験が、影響を与えたと言われています。

モリス商会が設立された1870年後半のイギリスは、産業革命で機械化が進み大量生産の時代に入っていました。しかし、モリスは手作業にこだわり、木版画を使用する等、手間隙をかけた職人の仕事を大切にしました。中でも「いちご泥棒」は何枚もの版木を使う手間をかけたデザインで、とても高価な物でした。

そうしたこだわりからか、今でもモリスの生地は独特の雰囲気と高級感があり、高級生地のデザインとして不動の地位を築いていますね。

皆川明「Sleeping Rose」

有名アーティスト、キャラクターともコラボ

世界の有名デザイナーやミュージシャンなど、様々なアーティストとのコラボもリバティの特徴の一つです。

画像は皆川明コラボの「Sleeping Rose」沢山のバラが規則正しく並んでるデザインです。この生地は2010年秋冬コレクションで発表されたもので、皆川明の他、ツモリチサト、渡辺良重の3名日本のデザイナーとコラボされました。

ツモリチサト 「Akinobu」

画像、ツモリチサトデザインの「akinobu」はモリスのいちご泥棒を「海」をテーマに再アレンジされたものです。

リバティは大きく分けて「春夏」と「秋冬」と2回に分けてコレクションを発表します。コレクションごとに毎回違ったテーマがあり、「akinobu」がデザインされた2010年秋冬コレクションのテーマは「花鳥風月」で、日本人アーティストとのコラボが行われました。

テーマに沿ってデザインされているので、テーマを意識してコレクションを見ると面白いです。

左「Emily Song」、右「Melody’s Party」

こちらはサンリオコラボ。キキララ&マイメロ45周年アニバーサリーコレクションの「リバティ×マイメロディ&キキララ」です。リバティの人気柄とサンリオのキャラが戯れています。過去にはキティちゃん45周年(2019年)とコラボをするなど、サンリオとはしばしばコラボが行われます。

【おまけ】リバティ&洋裁好きにおすすめの動画や書籍

洋裁の勉強や、流行のチェック、モチベーション向上に使っているTV番組や動画の紹介させて頂きます。リバティ好きや洋裁好きの方、どうぞ!

NHKの番組

すてきにハンドメイド 

初心者向けの番組です。難しいとろこは簡単に出来る様に工夫されています。凝ったものが簡単に作れるようになっているので、洋裁はじめる方におすすめです。洋裁のルールの確認になるので見ています。母は専門学校で文化式で習っていますがこの番組も文化式の様です。

★ソーイング・ビー (本家のHP The Great British Sewing Bee)

最近始まったばかりの洋裁バトル番組。ブリティッシュベイクオフ(本家The Great British Bake Off)の洋裁バージョン。リバティプリントが出てくるので、リバティ好きにもおススメです♪

You Tube

nh fleurでは母が学校で習った通りの基本の基本を守って作っていますが、今はもっと簡単に合理的に作る方法が沢山あり、You tubeを見るとそれがわかり勉強になります。ありがたい時代です。

特に外国の洋裁は日本のテクニックと違い面白い。目からウロコ!

★madebyaya

made by ayaさんは初めて見た洋裁動画です。今でもよーく見ます。お父さんのYシャツをワンピースするなどリメイクが凄い。見ると洋裁がやりたくなります。モチベーションの上がる動画です。

★APPEARANCE desin studio

襟周りのデザインが豊富。説明が分かり易い!外国の洋裁なので日本との違いが面白いです。あらゆる技術がアップされていて親切。

★うさこ洋裁工房

初心者向け。洋裁が好きになる動画。コスプレ衣装やドールの衣装の作り方も載っています。

★『知りたい事がすぐ解る洋裁

洋裁に必要な基本がだいたいほとんど載っている。図解入りで分かりやすくとっても使える1冊です。

★『誌上・パターン熟』

ユザワヤの店員さんにおススメされた本。

わかりやすく、初心者にもおすすめです。

★学生時代に使っていた教科書

学生時代に使っていた教科書。今の縫製の仕方の違いを比較する時に確認しています。本気で基本を学ぶ方向け。数十年前の物なので、今は装丁など変わっているかもしれないです。

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