「ある編集者のユートピア」とステンドグラス風オーナメント

世田谷美術館の「ある編集者のユートピア展」に行きました。

友人に、ウィリアムモリスの作品がある事とワークショップが素敵なのでおススメされ、居ても立っても居られずに即行きました♪

結論から言うと、とても良かったです。小野二郎さんに興味ある方、モリス好きは行くべきです。私は小野二郎さん全く知りませんでしたが楽しめました。

トップ画像は関連企画のワークショップ「植物図案のステンドグラス風ブリエット・オーナメント」です。なんと100円で作れます!

開催期間中の土曜日13:00~15:00に毎週やっているそうです。毎週行きたい!



編集者でありモリスの研究家であった小野二郎を中心とした展覧会でした。

小野二郎は1929~1982と昭和をまるまると生きた方です。弘文堂で編集者を勤め、仲間と晶文社を設立。東海大学や明治大学で英文学を教え、晩年は建築学校ではモリス思想を教えるという幅広いジャンルで活躍した方です。 wikiには英文学者、思想家と書かれいました。

またしてもモリスが登場しました。最近毎日のようにモリスについて考えているような気がします。「ウィリアムモリス展」「ウィリアムモリスの生地」「クリムト展」など。

モリスと言うといちご泥棒をはじめとして生地や壁紙のデザイナーとして有名ですが、思想家でもあります。産業革命後、安く粗悪な品が溢れ、中世の頃の職人による仕事に戻り生活と芸術を一致させようという運動(アーツ・アンド・クラフツ運動)をします。機械による画一的な大量生産ではなく、人間の手による人間らしい生活を求めました。

生活の芸術化を目指すモリス商会は、生地の染色は当時機械による染色が主流な中、木版を使用していました。まさにアーツ&クラフツ運動のですね。しかし大変手間がかかる為、高価な富裕層向けの商品となってしまっていたようです。

小野二郎さんの展覧会でしたが、モリス中心の話ばかりに😅

絵あり、雑誌あり、壺あり、建築模型あり、テーブルありで面白い展覧会です。モリスの生地や装飾した本も沢山あってリバティ好きとしてはかなり眼福でした。

「植物図案のステンドグラス風ブリエット・オーナメント」の作り方




 

 

モリス商会というと生地や壁紙の他にステンドグラスも有名だそうで、ステンドグラス風ブリエットオーナメント作りです。「ブリエット」はフランス語で「光る」という意味らしいです。下にぶら下がってるキラキラの事かな。

まず受付で好きな植物図案を選び、プラバンと図案を貰い100円支払います。図案を貰わずに自分のオリジナルイラストでもOK。

図案に色塗りながら配色を決め、プラ版を載せ固定し油性ペンでラインをなぞります。そそして、オーブントースターで焼いてもらいます。

きゅっと小さく縮んだら色を塗ります。水性絵具とのり(ボンドかな?)を混ぜた塗料を塗りドライヤーで乾かして貰います。塗料は薄めに塗らないとなかなか乾き終わりません😀

昔、自分でプラバン作りをしていた時は、縮む時にうねうねして歪んでしまった記憶がありますが、これは綺麗に縮小されてました。今時のプラバンは違うのでしょうか。

乾いたらチェーンと好きなカラーのキラキラを付けて貰って完成です!完全に乾くと透け感が出て涼し気な感じなります。

このオーナメント作りは楽しいし、何よりとっても可愛い!!私も息子も2個づ作りました♪時間が許せばもっともっと作りたかった。展覧会を見なくてもクラフトだけでもOKです。

ある編集者のユートピア展4/27~6/23 世田谷美術館(砧公園の中です)

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