【上野】クリムト展〜ウィーンと日本1900〜
上野の東京都美術館で開催中のクリムト展に行ってきました。
クリムト没後100周年を記念した展覧会です。
グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)はウィーンの画家です。1862年生まれで1918年没とリバティの有名デザイナーウィリアムモリスと同世代。モリスと同じく、ウィーン万国博覧会(1873)で公式初参加した日本により流行したジャポニズムの影響を受けているそうです。
トップ画像は有名な「ユディト」
1901年の作品。旧約聖書外典に登場するユディトです。
トップ画では分かりませんが、↑の画像を見ると男の首を持っています。ユディトは裕福な家の未亡人で、町が敵に攻められた際に敵を色仕掛けで油断させ見事敵将の首を打ち取り街を救ったとされています。その時の絵ですね。強くて美しい女性です。
クリムトと言えば金きらなイメージがありますが、このユディトが初めて金箔を使った絵だそうです。
新聞に「この作品は女性の誘惑に負けるクリムト自身への戒めでもある」と学芸員のコメントが載っていました。クリムトは一度も結婚せす、数多くの絵のモデルと暮らし(多い時には15名のモデルが家にいたことも。。)モデルとの間に10人以上の子どもがいたとか。ユディトの持っている首はクリムトなのかもしれないですね。
でも、そんな暮らしをするおじさんが自分を戒める気持ちがあるかなーと私は思います。
会場の一区画を使ったベートーベンフリーズが圧巻でした。
ベートーヴェンフリーズは第九をテーマに書かれた、クリムトが立ち上げ会長であった組織「分離派」会館の壁画です。クリムト展のベートーヴェンフリーズは原寸大の複製です。
3枚構成で、左から黄金の騎士が出発、悪役の絵、ハッピーエンド的な配置になっています。悪役の真ん中いるゴリラはペットかと思いましたが、巨人テュフォンだそうです。3枚目の絵はまさに皆で第九の歓喜の歌を合唱している感じです♪
1897-98年「医学」のための習作
買ったポストカードを撮影したので、右上がちょっと曲がってしまいました(;’∀’)
1894年にウィーン大学から大講堂の天井装飾絵をオーダーされたものの、大学側の意図を無視した作品を作り大論争になったという問題の絵です。「人間の知性の勝利」をテーマに依頼されたのに正反対の物を作ってしまったそう。「知性の勝利」ってテーマがもうクリムトのイメージと正反対です、オーダーをする相手を間違えてるのでは?と思ってしまいます。
「哲学」「医学」「法学」の3枚でしたが、第二次世界大戦時にナチスに没収され焼かれてしまい、白黒写真と「医学」は練習用にかかれた↑のみが遺されています。哲学と法学のカラーが見て見たかった。
1905年「生命の円環」
ローマ国立近代美術館所蔵の当作品は初来日!
赤ちゃん、大人、老人と人間の生死のサイクルを表しているそうです。
抱っこされている赤ちゃんが可愛い。クリムトの書く子どもって天使などとってもキュート♡
この絵とトップのユディトはいろんなグッズ展開していますが、「生命の円環」では女性と赤ちゃんの絵となり老人はカットされがちでした(笑)
クリムト展とても素晴らしかったです♪7/10まで開催しているので気になる方は是非見に行って下さい😃
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