慶應通信

昨年から慶應大学の通信過程で勉強しています。

もともと歴史が好きで色々なカルチャースクールに通っていたのですが、慶應大学の通信でも史学を学べることがわかり入学した次第です。

入学当初はついて行けるか不安でしたが、意外となんとかなるものでとても楽しく学んでいます。

 

 

通信大学とっても楽しい

レポートもスクーリングも大変ではありますが楽しいです。

また、緊張感と達成感により生活に起伏が生まれます。のっぺりとした毎日を送ってましたが、締め切り前の追い込み、テスト勉強の焦り、成績発表前のドキドキ!と生活にメリハリとが生まれ、心が若返った気がします。

毎年、大晦日に紅白を見ながら「今年も、なにも成長なくただ老いた1年だったなぁ」と切ない気持ちになっていましたが、それがなくなりました。

卒業後に、ロスになり2周目、3周目とやってしまう人の気持ちがよく分かります。私はまだまだ先の話ですが。

特典

・MOS(word、excel、パワポ)が使える。

・いろんなところで学割が使える。私は美術館、博物館によく行くのでかなりお世話になっています。東博、科博、など国立ミュージアムの常設展は無料で、特別展も割引料金となります。ありがたい。

・大学の図書館が使える。私はスクーリングの前後で時間がある時は、図書館で勉強をしています。蔵書も豊富で、専用サイトで登録すると近くのキャンパスで受け取ることができます。(※貸出には諸条件があります)

通学生もそうですが、通信も慶應愛に溢れている方が大勢います。私は天邪鬼なので通信に入り、逆に前の大学への愛着が増したタイプなのですが、コロナのワクチンを通信生にも打ってくれた時には少し心を動かされました。大した授業料は払っていませんが、色々恩恵をうけ愛される理由がわかったような気がします。

卒業後

卒業後(文学部)は、慶應通信から離れられず何周もする人、放送大学へ行く人など様々です。放送大学は慶應通信と並行してやっている人もいるようです。

通信を始めてみると意外と周りに卒業生がいました。私の知人たちは皆、他大学の院に進学し、今も研究をバリバリ続けていてカッコ良いです。博士まで取った方もいました。

ちなみに通学と通信の別はなく卒業すると通学生と同じく慶應卒となるそうです。知人の出版物の、著者の経歴を見たらきちんと慶應卒になっていました。

難しいのか

1年やってみた私の感想は「簡単ではないが、無理すぎるレベルではない」です。

通信なのでレポートを書いて、試験を受けて両方合格すると単位を貰えるというシステムなのですが(スクーリングやメディア授業はまた別)、まずレポートが難しいとされており、私も遥か昔、大学生の頃を思い返すとロクにレポートを書いた記憶がなく不安になりました。

しかし、簡単ではありませんがきちんと勉強をし、レポートのルールを守って書けば大丈夫です。レポートのルールは色々な本が出ているので、それを手本に書けば良いと思います。

私はいろんな慶應通信サイトでおすすめされていてた『論文の教室』を入学前に読みました。結果、レポートはこれ1冊でなんとなっています。優しい文体でわかりやすいです。

頭の良い方ではありませんが、一つ一つゆっくり本気で取り組んでいるせいで滅多に不合格になることはなく1年が過ぎました(試験で1つ落としましたが、レポートの不合格はゼロです)。

本気でやらずともぱぱっと合格してしまう人もいるのでしょうが、時間も限られており要領も良くないので1カ月にレポートは1本と決め焦らずじっくりと取り組んでいます。

とはいえ1カ月1本でもそれなりに単位は取得でき、卒業を急いでいるわけでなければ問題のないペースだと思います。(去年はスクーリング含め28/84単位取得でした。※84単位は学士の必要単位数)

そもそも私の入学目的は、卒業ではなく受けたい授業がありそのためにはじめたのですが、コロナで試験が代替レポートに変わっていることなどによりうっかり単位が取れてしまい、最近は卒業もできたらいいなと欲が出てきています。

独学の向き不向きが難易度に影響

慶應通信は卒業率が低く、難しいという噂があります。

慶應通信ブログをめぐると「難しい」と色々なところで書かれています。私もそれに大変ビビりました。

歴史系カルチャースクールを調べている時に慶應通信を発見し、シラバスを見たら面白そうな授業が多くしかも学費が安かったのですぐに入学したいと思いましたが、難易度の噂に不安が先行し半年入学が伸びました。(入学のタイミングは春と秋の年2回あり、74期秋に出願できる時期に存在を知りましたが半年悩み75期春に出願しました。)

1年やって思うのは、難易度は独学の向き不向きが左右するのではないかということです。

通信は入学して早々に消えていく人が多い印象を受けます。これは独学が向いていないか、そもそも勉強のやり方がわからず挫折する人がいるのではないでしょうか。履修計画をはじめとして全て自分で行い、放置していても催促されることが一切ないので一人でも学習を進められか否かがネックです。

勉強のやり方も自己流が確立していない場合は試行錯誤する必要があり、やはり独学の向き不向きが影響すると考えます。慶友会やSNSもありますが、基本は自分一人です。

私は一人が大好きなので、どこにも所属せず一人で楽しんでいます。逆に言えばぼっちでも楽しめるということだと思います。

文2類(史学)なので他の学部や類のことは分かりませんが、「難しいかな、無理かな」と躊躇している方は、独学のスタイルが向いていると思うならトライすべきです。とっても楽しいですよ。

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